Healing Discourse

ヒーリング随感4 第10回 龍宮拳近況

◎先日の伝授会に参加し、初めて龍宮拳を体験した人が、プライベートBBSで以下のように述べていた。

 龍宮拳伝授会に参加させていただきました。
 まさに波紋でした。これまで参加された方々が受けていたのはこのような感覚だったのかというのがはっきりといたしました。
 肘の教えや下脚の教えなどをお教えいただくと、これほどの働きがあったのかとたいへん驚くことばかりでした。ふくらはぎは下肢の血液を心臓に戻すというポンプのような働きから第二の心臓と一般的に言われておりますが、それを身体を通じて実感したことは一度もありませんでした。しかしそれを自らの身体、下脚を通じて体験することとなりたいへん感動いたしました。・・・(以下略) <大分県 帆足茂久>

◎プライベートBBSからもう1つ。
 投稿者は、前回ご紹介したムービーにて「下脚のこと」を私が示演した際、受け手を務めた者たちの1人だ。

腓骨の学び  投稿者:楠木昌人 投稿日:2012/03/20(Tue) 23:20 No.602

 今回のメインテーマとなりました「下脚」の学びに先立ち、まずは高木先生の下脚に全員で触れ合わせていただきました。両手で先生の下脚を包み込むように触れ合っていると、突如下脚がギューッと絞り込まれ、かと思うと今度は、裡からブワーッと膨れ上がってきました。「な、何で??」下脚に生じる呼吸(のような働き)に不思議な感じさえ覚えました。

 下脚の軸となる腓骨。まずは、自分自身の腓骨上部(膝近く)の横の出っ張り部分と外踝にヒーリング・タッチで触れ合い、クロスオーバーさせていきました。さらに少し強めに押しながら腓骨そのものと触れ合っていくと、骨の形が真っ直ぐではないことや、思っているよりもかなり後ろ(背面)寄りに位置していることに驚きます。そして、徐々に顕われてくる腓骨の意識・・・・脚の在り方が、全身の在り方が激変してしまいました!
 下脚にはキューッと引き絞られるような力が籠もり、動きに安定感や素早さが感じられます。神勇禅を腓骨を意識しながら行なうと、もちろんこれまでとはまったく変わってしまうのですが、それぞれの型における腓骨の向きを意識するのが容易ではなく、日々の修練の重要性を感じてしまいます。
 また、神勇禅・腹斜筋練修法等における腓骨の動きを先生が導いてくださったのですが、これが凄まじく、下腹を横に裂くような力が働くと同時に、これまでに感じたことのない独特の緊張が下腹に起こってきました。爪先・踵直角の踏み出し姿勢、踵の踏みつけ等で腓骨を意識化すると、下脚が強力なバネとなり、そのバネの弾みによって、生命力が全身に送り出されているかのようでした。「これはスゴイ・・!」学びが進むごとに、何度もこの言葉が漏れてきます。
 ただ、この腓骨自体がかなり無意識になってしまっており、気を抜くとすぐに(腓骨の意識が)消えてしまうので、日々、修練を重ねていきたいと思います。

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◎伝授会といっても、ヒーリング・ネットワーク同志の要望に応えてのプライベートな性質のものであり、龍宮拳の研究・検証の場ともなっている。
 仲間内でのささやかな、ヒーリング芸術を楽しむ会に過ぎない。
 が、真剣にやっている。
 波紋の動きを通じ、海(物理的な海のことではなく、生命の豊穰の源としての霊的な海)の彼方よりカミを招き、共に舞う・・・と、マナ(生命力)の恩寵がプライベート道場たる天行院の空間内に濃密に満ちてくる。
 時に言葉として、時に具体的な術(修法)として、あるいは舞として、超宇宙的な生命のエッセンスが様々な形をとり顕現していく。
 私は、繰り返すが、こうしたことを一切練修してない。あらかじめ何かを計画したり、準備したりしない。
 ただ、かしわ手を打ち、レット・オフで祈りの態勢に入る・・・と、自然に「こと」が起こるのだ。それにより、その場にいる者全員(撮影者も含む)のエネルギーが強烈に共振し始め、聖なるいやしと歓びの感覚が各自の裡より沸きあがってくる。
 それが途方もなく楽しいから、私たちはこんなことをやっておるのだ。
 何かを得んとしての苦行・修業にあらず。
 現在ただいまを十全に楽しむ、樂行なり。
 ヒーリング・アーツには、一切、何の義務も、権威もない。従うべき型も規律もない。

◎ムービー 龍宮拳伝授会風景

◎ブルーレイディスクに録画したムービーを、大画面テレビあるいはヘッドマウント・ディスプレイにて3Dで観た人々から、報告が届き始めた。その一部をご紹介する(プライベートBBSより)。

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ご報告  投稿者:佐々木亮 投稿日:2012/03/18(Sun) 19:13 No.583

 早速、3Dヒーリング・ディスクを観照させていただきましたが、本当に素晴らしいです!
 自宅のテレビの大画面で、高精細かつ3Dで、龍宮拳伝授会を観照できるとは、すごい時代になったと思わずにはいられません。
 普通に観るだけでも3Dなのですが、観の目にシフトするとさらに強烈に奥行きが増し、生命力が透明な輝きとなって画面から溢れ、我が裡へ注がれているようです。
 2Dでは感じ取ることが難しい、様々な術における空間性が意識され、観取り稽古の質が飛躍的に高まることを感じております。

ヒーリング・ムービー  投稿者:佐々木奈緒子 投稿日:2012/03/21(Wed) 04:23 No.603

 3Dヒーリング・ディスクを観照させていただきました。
「目のこと」のマナや、術者である高木先生と術を受けられる方を同時に相対的に観ることを心掛けていると、2Dの映像では味わうことのできない3Dの精妙な波紋が迫ってきました! 波紋がブワワーンと一気に立体的に拡がっていく様子や、海の波がザッパーン!と打ち付けるかのような大きな波紋、そして多数がけで一瞬のうちに全員が波紋に貫かれていく様子など、「こんな風に観えるなんて!」という驚きの連続で、凄まじかったです。
 波紋棒では、高木先生によって棒に生命が吹き込まれ、まるで棒自身に意思があるかのようにも観えてきて、高木先生と受け手の方が波紋によって連動し、舞われていて、その生きた流れを観させていただくと、私自身もSTMが起こり、体内の水がかき回されるような心地にもなり、禊祓われて非常に爽快になりました。
 特に画面がアップになると、その迫力は圧巻で、皆さんのお身体が今にも手が届きそうなほどで、天行院の学びの場に一緒にいさせていただいているような感覚も強くなりました。
 本当に楽しくなるヒーリング・ムービーで、何度も大笑いしてしまいました。こんなに面白く、楽しく、爽快になれるムービーは他にないのではないかと思ってしまいます。
 素晴らしいムービーを観照させていただき、ありがとうございました。

3Dヒーリング・ディスク  投稿者:久保朋司 投稿日:2012/03/21(Wed) 22:20 No.606

 ヘッドマウントディスプレイが届き、ようやく3D再生環境が整いました。早速、3Dヒーリング・ディスクを観照させていただきました。
 これまでのDVDとは比較にならない精密さで、圧倒されました!
 立体的に浮かび上がる伝授会の風景は、高いレベルで、自分がまさにそこに参加していた感覚を再現したもので、画面と響きあい、感じられてくる波紋はすさまじく、全身がたぷたぷと海に揺蕩[たゆと]うているかのようでした。現状ではこれ以上の教材はないのではないでしょうか。独習にもかなり威力を発揮するのではないかと思いました。
 難点は、頭部前方寄りに重心が偏るため、ヘッドマウントディスプレイをつけたまま動き回るのは結構難しいところと、目が疲れやすいところでしょうか。ただ、テレビに2Dで出力しても情報量が多く、そちらを観ながら練修するのにも非常に有用なツールであることは間違いありません。
 3Dヒーリング・ディスクは、強力なマナそのものであることを強く実感します。
 どうもありがとうございました。 

3Dヒーリング・ディスク  投稿者:帆足茂久 投稿日:2012/03/22(Thu) 02:57 No.607

 3Dヒーリング・ディスクを観照いたしました。先日、直接伝授していただいたこともあり、あらためて見事な動きに感動いたしました。水へと変容した瞬間は先生のお体から波紋が拡がってくるのが感じられました。それはまるで特殊撮影でもしているのではないかと思えるほど体を越えて拡がっているように感じられました。
 普段上体の動きにとらわれてしまいがちになって観ているというのも気づかされましたので、観の目の練修を適宜執り行いながら観照する必要を感じました。また、先生の動きを観照しておりますと踵などが活かされているように感じられ、もっと自分自身の普段の使い方をみなおす必要も感じました。
 このような機会をありがとうございます。

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◎伝授会2日目、久しぶりに祝典瞑想『喜びのたまふり』を、私のリードにより執り行なった。
『喜びのたまふり』とは、インドの覚者OSHOが編み出した『クンダリーニ・メディテーション』への遊び心に満ちたオマージュとして、妻の美佳と共同創作したヒーリング・アーツ作品だ。
 この目的のために創られた特殊な音楽に合わせ、全身をシェイクし、延々と大笑いしまくり、「ありがとう(ございます)」の言霊を満身に満たし、まったき沈黙へと入り(この際は無音)、最後に再生の喜びを自ずから湧き溢れる自然運動による舞として全的に表現し・奉納する・・・というもの。
 身体が流れるようにしなやかに動くようになるから、龍宮拳初心者にはお勧めだ。

<2012.03.22 雀始巣[すずみはじめてすくう]>