Healing Sound

for Musicians 第5回 高音質スライドショー

 これまで、ヒーリング・フォトグラフのスライドショーにクロスオーバーされる音楽は、作成ソフトの限界や、ダウンロード時間の節約などの諸事情により、MP3形式でした。

 現在までのヒーリング・ネットワークにおける実験では、音楽の音質がよければよいほど、聴く人の感性全体がより繊細に、より豊かに育っていくという結果が出ています。ヒーリング・アーツの各種修法も、感性が細やかであればあるほど熟達することは、夫が以前から唱えていることです。たんに「聴くこと」にとどまらず、触覚をはじめとする五官すべてに多大な影響を及ぼすのが、音楽の内容とその音質なのです。

 スライドショーの音楽も、本来は高音質音源を使うべきであるという夫の意見が発端となり、そのための特別なソフトをプログラミングするという計画が以前から進められており、先日ソフトの試作ができあがってきました。

 早速スライドショーと高音質音源をクロスオーバーしてみると、音質の向上はもちろん、帰神フォトの観え方まで深まり、感覚が互いに影響を与えあう事実を再確認しました。

 スライドショーは、ヒーリング・ディスコース『レインボーズ・エンド パラオ巡礼2011』第6回に収録されているスライドショー17<花精 in Parau>、ヒーリング楽曲は『レインボーズ・エンド』です。
 もとのMP3音源と、高音質音源とで比較することで、高音質の素晴らしさを皆さんに味わっていただきたいと思います。高音質のスライドショーはダウンロードに時間がかかるため、比較しやすいように両方とも映写時間を短縮してあります。

 スライドショー1では、MP3形式に圧縮された楽曲、スライドショー2では、96KHzの高音質音源が流れます。楽曲自体は同じですが、圧縮され情報量の少ないMP3形式と、可能な限りの高音質にこだわった96KHzでは、まったく別次元といってもよいほどの違いが生じます。

スライドショーを観るには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

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※スライドショーを再生するには、以下の推奨環境が必要です。
Mac : Mac OS 10.4以上、FlashPlayer 10.0以上、Safari 2.0以上、FIrefox3.0以上
Windows : Windows XP以上、FlashPlayer 10.0以上、Internet Explorer 6.0以上、Firefox3.0以上
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 私自身の体験から、これら2つの音源をくらべた結果を記してみます。
 音そのものが大きくなったり、何か新しい質が外からつけ足されたりするのでなく、それ自身の内面へ向かってより細やかとなり、より熟成していく変化が起こります。

 スライドショー1のMP3音源では、各楽器の音が細く痩せており、全体的に平面的に聴こえます。スライドショー2の高音質音源は、各楽器の音は太く充実し、密度が濃く、各音の輪郭がクッキリ明確で、音同士が立体的に織りなされていく様が生々しく感じられます。
 とくに生楽器であるディジュリドゥーの音は、顕著な違いがあります。高音質音源は重低音から倍音まで、音の拡がりのバランスがよく、生で聴いているのに近い臨場感を持ち、音にマナ(生命力)が籠もっています。音質を落とせば落とすほど、音本来の生命力は減殺されていくのです。

 音楽を創作していく過程で、ひとつひとつの音を細かくチェックし、音と音とのバランスを丁寧に調えていく作業を行ない、完成したら、最後に「ミックスダウン(注)」という作業を行ないます。ポップスやジャズ、ロックなど、ジャンルを問わず、音楽を創作し、CD化するなどの作業を行なったことのある方ならよくご存知だと思いますが、この「ミックスダウン」のよしあしによって、最終的に完成する音源に天と地ほどの差ができてしまいます。

 音楽を制作している機材(個人、スタジオ問わず)では、音の輪郭がシャープで、各楽器の分離がよく、細やかに聴こえていた音楽が、一般のオーディオ機器で聴いた時、くぐもって、モゴモゴした、冴えない音に聞こえてしまうことは、私自身の経験からも非常によくあることです。スピーカーやアンプの違いによって、音の聴こえ方がまるで変わってしまうのです。
 スタジオの機材などは、最高の部類に属するスピーカーやアンプを使っているわけですから、その機材で再生した時の音がもっとも作曲者や演奏者の意図が明確に伝わる状態であることは当然といえば当然ですが、それを一般のオーディオ機器で聴いた時、音質が劣化して、まるで耳栓をしているかのごとくに聴こえると、がっかりしてしまうことも事実です。
 創作した時の音をなるべく圧縮せず、劣化させないようにする、つまりできるだけ高音質でミックスダウンができれば、創作した時の最高の状態をキープできる可能性が高くなります。そういった意味からも、高音質音源は創作者とリスナーとをつなぐ掛け橋となる大きな可能性を秘めていると思います。
 ヒーリング楽曲も、MP3やCDにした際、音が平面化し、細かい楽器の動きが不明確になり、薄く粗い音になってしまうのをいつも残念に思っていたので、高音質になって、ようやく本来の音に近いものを聴いていただけることができるようになったという実感があります。

 帰神フォトの観え方も、音楽での比較と共通する違いが出てきます。
 高音質のスライドショーでは、帰神フォトから濃密なマナ(生命力)が漲っているのがありありと感じられますが、これは音源で比較した時と同じ現象です。
 細かい部分までよく観え、輪郭がくっきりしているのも、音楽において各楽器の音が細やかに聴こえ、エッジが明確であることと共通しています。
 奥行き、立体感が増し、色の微細な変化が観えるようになるのも、音における違いと同質です。このように、聴覚からの情報で視覚にも多大な影響が及ぼされることが、はっきりわかります。

 さまざまな可能性を秘めた高音質スライドショーですが、ダウンロードにやや時間がかかることや、少し古いパソコンではエラーが起きてしまうなど現時点ではいくつかの未解決問題があり、残念ながら全面的実用化には至っていませんが、本ウェブサイトでは少しずつ高音質スライドショーを取り入れていきたいと考えています。

 なお、スライドショーを比較される際には、音源による違いを充分に感じ取るために、品質のよいスピーカーやヘッドフォンを使用されることをお勧めします。 

注:コンピュータやハードウエア上で音楽を創作し、完成したら最後に一般のオーディオ機器やコンピュータで聴ける2チャンネルのステレオ形式に変換すること。

<2012.05.18>