ヒーリング・ネットワーク事務局
来たる2023年8月12日〜13日、『ヒーリング・アーツ相承会』が広島にて開催されます(「相承」とは、学問やわざ、法(真理)を受け伝えてゆくことを指す言葉です)。
ヒーリング・アーツを身に付けたい方、ヒーリング・アーツに深い興味をお持ちの方にとって、創始者のわざを直に体験し、以身伝身で学べる貴重な機会となりますので、ふるってご参加ください。
相承会の開催にあたり、高木先生からいただいたメッセージを以下に掲載いたします。
このたびの集いをもって、ヒーリング・アーツを総合的に伝授・指導する場である相承会の嚆矢(ものごとの始まり)とする。
7月の東京での前夜祭とも関連させながら、まずはヒーリング・アーツの基本わざをいくつか取り上げ、「ヒーリングとは何か?」という本質的問いを、参加者諸君の1人1人へ投げかけてゆきたいと思っている。
真実は、自分自身で発見するしかない。そのとき必要なのは、「考える」ことではなく、「感じる」ことだ。
・・・と、ここまでは、よそでもよく聴く話だと思う。
しかし、初心者にとり最も緊急かつ重要なことは、「どうやったら」考えずに感じることができるようになるのか、ということではあるまいか? そもそも「考えるのではなく感じる」とは、身体的・精神的にみて一体いかなる状態なのだろう? ヒーリング・アーツは、そういう根源的な疑問にまで果敢に踏み込み、タッチ(触覚)という身体の言語を通じてリアルな体験(感じること)を伝える。そういうこと(タッチを通じて体感と意識が伝わること)は、ヒーリング・アーツにおいてはごく普通の当たり前の現象なのだが、実は、現代世界では極めて稀な経験なのかもしれない。
ヒーリング・アーツの原理は、すでにご存知の方が多いと思うが、受容性だ。オフ。宇宙的な女性原理。西洋的な秘教の伝統では、「聖杯」と称されることもある。聖杯とは物ではなく、形なき「受容性」のシンボルにほかならない。人体においては、重心が伏在する骨盤部が聖杯だ。
このたびの記念すべき第一回相承会のメインテーマは、受容性のエッセンスとしてのオフだ。
オフとは、まず力を抜くことであり、次に意識を内向させ身体内に収めることだ。この第二段階の感覚と意識(存在感)が非常に精妙で独特で、独力では気づくことが難しい。そういう機微を、参加者自身の身体内に直接映し出し、深く「感じ(味わい)」、「できる」地点へと導いてゆく。
オフがわかってきたら、オンとオフを融合させて両者を超越する「レット・オフ(内破)」の段階を目指す。内破は、気合とか勁と呼ばれる武術的作用を始めとして、瞑想や健康などの諸相へも直ちに応用展開できる内的テクノロジーだ。
内破によって、意識の新たな地平が拓かれる。
これまでの要旨を以下に簡潔にまとめよう。これらが相承会の諸テーマとなる。参加する人たちは、このようなことを学ぶのだという「意図」をハッキリもって、学びの場である天行院へと集っていただきたい。
◎考えるのではなく感じること。一般的な講習会等と違ってヒーリング・ネットワークの相承会では、技術のやり方やコツ、稽古法などに関する「知識」の指導はあまり重んじられない。頭で知る(知識を増やす)だけでは、心も体も変わらないからだ。
◎相承会は、知識(考えること)を学ぶところではなく、感じることについて学ぶ場である。
◎言葉ではなく、身体を伝わる波紋によって意識を伝え合うコミュニオン(以身伝身、体話)というものが実在する。この事実を実体験を通じて確認し、能う限り早く慣れることこそ、ヒーリング・アーツ熟達の最捷径(早道、近道)だ。なぜなら、ヒーリング・アーツのすべてのわざは、本来、コミュニオンを通じて相承されるものだからだ。
◎元来、瞑想の師よりごく少数の弟子へと秘密裏のうちに伝えられてきた高度な意識の目覚めと、まったく同質のものを、相承会では取り扱う。
◎受容性、その感覚と意識、方向性。受容性を深めるエクササイズ。
◎ハートの開放(龍宮道の基礎修法)。受容性とも深く関連。
◎ヒーリング・タッチによって「人体の形(空間性)を感じ」、その空間性の中の凝集と拡散をコントロールし、意のままに相手の身体内に流れや波紋を起こす。ヒーリング・タッチとは、要するに「生命」と触れ合い、「生命」を振るわせ、「生命」に波紋を起こす法だ。
上記以外にも、ヒーリング・ネットワークに採り入れられている強圧微動術、筋骨矯正術、熱鍼法、気合術なども、時間が許すかぎり様々に体験し、味わっていただくつもりだ。例えば、筋骨矯正術で「手(掌)」を無痛調律すると、数秒程度の施術でヒーリング・タッチの感度と精度がハッキリ向上する。
第一部 2万2千円(流心会々員 2万円)
第二部 1万6千円(流心会々員 1万5千円)
第一部・二部 3万3千円(流心会々員 3万円)
※相承会に参加するためには、あらかじめお申し込み手続きを完了することが必要です。