2021年7月26日、西表島は奄美大島、徳之島、沖縄本島北部(やんばる)と共に、ユネスコの世界自然遺産として登録された。
コロナ騒動が収まったら、観光客がどっと押し寄せ、自然破壊がさらに進むのではないか、と島の人たちは懸念している。聴けば、島民の多くは、世界遺産登録に反対だったとか。
西表島がオーバーツーリズムの波に押し流されるか・否かを決定づける鍵は、自然の精神性の復興にあると私は感じる。
例えば、DAY 4でご紹介した月が浜だが、リゾート会社は浜辺全体の美観維持の責任を引き受けると同時に、地域活性の牽引役をも担って、伝統的な儀礼と現代的な芸能祭などを融合させた新しいイベントを、定期的に浜で開催してはいかがだろう。
神々を、21世紀にふさわしい新たなやり方で、呼び招き、そして交歓する。
そんな新しい<祭>を、創造してゆく。それにより、月が浜という場所に、再び魂を宿らせるのだ。
神の再生。
本トラベローグは、西表島巡礼の趣旨に賛同し、その実現のためご協力いただいた諸氏と共に、地球調和の祈りに基づき、自然なる神々への奉納として捧げるものである。
霊的な巡礼者として、時空を超え西表の旅を共にした人々の名を、以下に明記し、感謝と敬意を表したい。
西表島巡礼 奉賛者芳名(アイウエオ順、敬称略)
井田浩之(兵庫県)
板村啓(栃木県)
久保朋司(東京都)
斉藤実也(岐阜県)
佐々木亮(神奈川県)
高原辰巳(福岡県)
東前公幸(京都府)
平川晋一(神奈川県)
帆足茂久(大分県)
水野幸司(愛知県)
道上健太郎(山口県)
山田一美(埼玉県)
渡邊義文(大阪府)
<2021.08.01>