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高木美佳
『花精2』のほとんどの作品は、庭で育てた花々だ。11のブロッコリーの花は、食べごろの蕾[つぼみ]の収穫時期を逃したのでそのまま育て続けたら、黄色い小花が見事に咲いた。
昨年の春、天行院の玄関を飾ろうと、1鉢の寄せ植えを買い求めて以来、園芸にはまってしまった。ただ外側から眺めるだけに終わっていたのが、花へと至るプロセスを共にしながら、植物と暮らす楽しみを知った。刻々と形を変える植物たちの姿は、本当に観ていて飽きることがない。感・動の連続だ。
この喜びを、ヒーリング・フォトグラフの作品として多くの人々と分かち合えることが嬉しい。
12は原爆ドームの敷地内に植わっているソテツの花を、ABD巡礼(スライドショー1-16)の際に撮影したもの。
撮影後、プライベートのギャラリーで発表したところ、以下のようなご感想をいただいた。
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立ち上がって、画面上で次々にあらわれるヒーリング・フォトを観の目で観ながら舞ってみると、よりいっそうヒーリングの波が強まり、様々に反射し、新たなフォトがまたさらに新しい波紋を伝えてくるのが、強烈に、そしてダイレクトに感じられました。そのままスライドショーが終わるまでヒーリングの波を感じるままに舞い、踊り、自然と湧き起こるヒーリング・フォトへの賞賛と、圧倒的な歓喜の感情がほとばしってきました。花々の清冽な美しさ、瑞々しさ、生命力の波紋に突き動かされ、ヒーリング・フォトが、ただ黙って観賞したりようなするものではなく、祀り、讃え、共振し、感じるままに動かされる(感・動)、新しい時代の芸術なのだ! という強い実感がありました。<山口県、Mさん>
花精はまるで花の精によるファッション・ショーとすら感じさせられ、それぞれの花がりりしい姿を現しているとともに、力があり、花そのものが姿勢を極めているように感じられました。外で撮影された花々はやはり野に咲く花であることもあり、野性的な印象が感じられました。<大分県、Hさん>
<2011.06.08>
01:ペチュニア
02:ウインター・コスモス
03:ネメシア
04:パンジー
05:アネモネ
06:チェリーセージ
07:マーガレット
08:ラベンダーセージ
09:ネメシア
10:キダチダツラ(エンジェルス・トランペット)
11:ブロッコリー
12:ソテツ
13:ネメシア
14:トルコキキョウ
15:極楽鳥花