01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
高木一行
前回に引き続き、私設BBSの過去記録より抜粋。
・・・・・・・・・・・・・
スライドショーをアップしましたことをご報告いたします。
早速拝見いたしましたが、植物たちの存在感が圧倒的で、「植物の精霊の姿が観える」という先生のお言葉が比喩でもなんでもない、事実であることに驚かずにはいられませんでした。
ヒーリング・フォトの撮影で観の目・見の目の稽古を積むほど、たしかに世界が神々しく、道端の雑草ですら美しく輝いてみえるようになってきています。
さまざまな存在がこれほど生命力に溢れ、彩り豊かで、無限のパワーを放っていることに、周囲を観回しては驚嘆しています。こうした感・動が対象物と響き合って、瞬間的に深い交流ができた時に、ヒーリング・フォトとして結晶化するのかもしれません。
昨日も寒さをまったく感じないほど夢中になって撮影しているうちに、時間があっという間に過ぎ、植物たちの面白さをもっと作品にしたい気持ちをおさえてカメラを納めました。
今日買い物に行った先のデパートで写真展(コンテスト応募作品)が開かれていました。それらには、技術的な難しさ、内容の珍しさはあるものの、作品としての魅力や引力がないものがほとんどで、深くみる気が起こりませんでした。
一方先日、広島県立美術館でレンブラントの絵をはじめてみましたが、こちらは非常に奥が深く、やはり一流の芸術作品を実際に目にすることは、ヒーリング・アーティストを目指す者としてとても大切だと思いました。
ヒーリング・フォトの撮影や鑑賞によって粒子感覚が細やかになり、音楽の聴こえ方も劇的に変わってきました。過去に創作したヒーリング楽曲を聴いてみたところ、楽曲の中で使われている1つ1つの楽器が分離してくっきり聴こえたり、今まで聴き取りにくかったパートがハッキリ聴こえたりして、明らかに聴覚が精密になっていることがわかりました。
新しくアップされたスライドショー<生命の幾何学>、<生命の豊穣>も拝見させていただき、その1枚1枚からのいやしの波紋が自らの裡に拡がっていき、心身が細やかにうち振るえました。植物が誇らかに自らの存在をアピールしているように感じられ、その凛々しさや美しさが自らの奥深くにまで迫ってくるのを感じます。
<2011.06.09 蟷螂生>