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高木美佳
人間の視点からすると、大抵の花というのは小さく、指で摘み取れるほどのはかない存在だ。
しかし、例えば昆虫サイズの妖精にとって、花は巨大な建造物にも匹敵するだろう。
そんな妖精になったつもりで花を接写すると、そこにひとつの超越的な景観[ランドスケープ]が観えてくる。
ただ無機的に、偶然に、ばらまかれるように積み重なったのとは違う、有機的で、それ自身の意思をもつかのような生命構造物[オーガニズム]だ。
人間界の家や街にも、植物をモチーフとした建築法が取り入れられたら、さぞ面白いだろうと思う。
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『花精4』の感想
<花精4>は花々が「存在」をささやきかけ、あるいは艶やかに主張し、あるいは伸びやかに拡がるさまが映し出されていました。それぞれが個性を持ち、一つ一つの花が各々の魅力をあらわしていて、こちらを誘うように、包むように、柔らかく巻き取るように波紋が広がっているのが感じられました。<道上健太郎>
「さあ、再び<音の神殿>を拝見させていただこう」とギャラリーを開いてみると、何と! すでに新たなスライドショーがアップされているではありませんか! すぐさま拝見させていただきました。
ユニークで美しい、あるいは奥ゆかしい精霊のお姿が、花の裡に咲き乱れ、各々の花が持つ世界の住人たちの饗宴・ダンスが、惜しげもなく披露され、閉じていた胸がゆっくりと、しかし力強く開いてきます。まるで花びらが1枚ずつ開花していくようです。<花精>シリーズを拝見していると、元気が湧いてきます。ひとつひとつの花が圧倒的な存在感を放ち、生命力を賦活されているかのようです。尽きることのない花の奥深い世界に、魅了されっ放しです!
素晴らしいヒーリング・フォトを拝見させていただき、まことにありがとうございます。深いたまふり状態に、蕩けてしまいそうです・・・!<楠木昌人>
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<2011.06.18>
03:ラミウム
04:バラ
06:ブルーデイジー
07:雪に埋もれたウメのつぼみ
08:スズランエリカ
09:シクラメン
10~16:アマリリス