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高木一行
女神の来復を、すでに多くの人が身近に感じつつあるのではないか?
ゴッデス・ライジング。
女神の時代が、春の訪れのように、人の気づかぬひそやかな場所で小さな芽々がひめやかに芽吹き始めるように、あたかも冬がほころぶ(レット・オフする)がごとくにして、しのびやかに私たちの世界に浸透しつつある。
レット・オフこそ、ヒーリング・アーツが女神の教えであることを証すシンボルだ。レット・オフとは、女神からの賜[たまわ]りものであるところの<叡知=術[わざ]>にほかならない。
女性的・女神的な知恵。アヤソフィア。
世界にホドケが溢れつつある。私は、その宇宙的なホドケの源泉と直触し、共感した。その結果、レット・オフというわざが、超越[ハイパー]芸術的に顕現してきた。
私が作ったのではない。私が考えたのでもない。
女神の贈り物だ。恩寵だ。教えだ。導きだ。
オフの知恵は、これまで主に南太平洋諸地域でしっかり保存され、現代まで脈々と伝えられてきた。
その意味では、通説の如く女神は男性原理社会に追いやられたわけでなく、この数千年間ずっと、南の島でゆったりバカンス(オフ)を楽しまれていたのかもしれない。
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01 グリーン・ウーマン。緑の森の精。植物界との交流・交感を仲立ちする。
02 セドナ。イヌイット神話における海の女神。自らの指を女陰と化し、あらゆる海の生き物を産んだという。真っ白な体と死人[しびと]のような目が特徴。創造性を司る。
03 御多福。たくさんの素晴らしい福[ラック]。実にめでたいフォトなり。
04 バステト。 陽気で愛情深い古代エジプトの猫女神。歌や踊り、音楽の導き手。また、出産の守護者でもある。
05 ランダ。インドネシアのバリ島で最も畏怖される、死と再生の女神。あらゆる災厄の大本。バリの人々はランダを祀り、災いを免除、または軽減してもらうべく熱心に祈る。
06 スパイダー・ゴッデス。ネットワーキングや織物と深い関わりを持つ蜘蛛女神。ヒーリング・ネットワークで重視されている女神の一柱(注1)。
07 弁財天。学識、技芸、財運を授けるとされ、篤い信仰を古来より集めてきた。
筋骨矯正術の井上仲子(注2)も、弁財天に導かれていたらしい。彼女の足跡を辿っていく過程で、私は幾度となく<弁財天>を強く感じた。そして、ついに、このような帰神フォトまで撮れてしまった。
仲子ゆかりの弁財天社・筒江厳島神社で帰神撮影した作品群は、スライドショー2-4にて。
08 ダーキニー。セクシャル・ヨーガのミストレス。生命力を活性化。
09 兎のスピリット。兎はか弱い動物だが、自らが食べ物となることで生態系を支えている。献身・犠牲の何たるかを、兎という動物を通じ舞い示すのが兎のスピリットだ。よくよく観ると、「兎」という字にもなっている。
10 ガイア。言わずとしれたギリシア神話の有名女神。ゼウスやアポロンらに先立つ、超古代の神々の一柱である。
これらもろもろの女神の帰神フォトには、それぞれ異なる質の・強力なありがたいマナが、たっぷりこもっている。
注1:このように書いたからといって、私は外在する(どこか外の場所・世界にいる)女神について語っているわけではない。どうか誤解なきよう願いたい。私がいう女神とは、ある種の法則・宇宙的な意思のごときものであり、波紋体験を通じてアクセスできる。自らの経験からいうが、女神とは神聖だ。ゆえに女神について語る時、私は敬語を多用する。
注2:井上仲子と筋骨矯正術については、ディスコースの『通身是手眼』参照。
<2011.06.18 梅子黄[うめのみきなり]>