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高木美佳
情熱的な緋色のガーベラを、猫が世界を観る時のやり方で写す。すると、花びらは重なる緋色の波となり、目を通して全身内面をやわらかく官能的にくすぐってくる。
01~05は、一舞(枚)のフォトの、部分を切り取ったものだ。06で全容が現われる。一舞の帰神フォトの中にも、様々な世界がある。
08は、夫が片手で懐中電灯を当てつつ、もう一方の手で花束に霊子潜動作用を伝えているところ。夫は切り花とヒーリング・タッチで触れ合うと、「このように照らすべし、このように持つべし」とでもいったメッセージのようなものが伝わってくるといっていた。
すると、燃えるように輝くガーベラのスピリットが踊り出した。
『花精6』の感想
「花精6」のスライドショーにはどこまでも純粋な生命の煌めき、生の歓喜が満ち溢れており、観の目が深まるにつれそのエネルギーに同化して一気に別世界へ連れ去られる心地がしました。とりわけ最後の一舞は衝撃的で、神聖さやエクスタシーそのものが形をとって顕現されたとしか思えず、しかもその存在が今にも語りかけてきてきてくださりそうなほど親しく、近しく感じられ、すべてが終わった画面を見つめてしばし我を忘れてしまいました。今回もまた帰神フォトの新たな偉大さ、素晴らしさに触れさせていただき、感謝と感激で胸がいっぱいです。ありがとうございました。<水野幸司>
<花精6>を観照させていただきましたが、花々の甘く濃密なきらめきに驚きをおぼえました。作品のサイズや比率に対する角度や構図のセンスのすごさに今更ながら気付き、あわててこれまでの数々のギャラリー作品も観照しなおしました。こちらの感覚が花びらがひらくように柔らかく厚みと広がりをもって共振し、とてもうっとりとさせられました。<道上健太郎>
スライドショーを観ておりますと、背景の暗い部分に深みが感じられるとともに、花の明るいところに目を移すと眩いばかりに感じられ、光と陰の存在が感じられました。そして思った以上の奥行きがあるように感じられ、立体感を高めてくれているように感じ、まるで花の上にいるかのようでした。お写真の中にこれほどのコントラストが存在していることに驚きを感じ、またその花びらからは内面の情熱的な感情が表現されているようにも感じられ、官能的、魅了的な印象があり素晴しい作品に感じられました。作品を観させていただきありがとうございます。<帆足茂久>
<2011.08.24>