01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
高木一行
近所の植物公園でラン展をやっていると聴き、美佳と共に帰神撮影に出かけた。
花は、美佳の専門テーマではあるが、時には同じ被写体を夫婦で撮り比べてみるのも楽しい。
会場の温室内で、時折花びらとヒーリング・タッチしたり、濃密なのやら軽やかなの・いろんな香りを嗅ぎつつ心身を開放してみたり、あれこれ楽しくやりながら、帰神撮影していった。
最近、自分がヒーリング写真を撮り始めたからかもしれないが、どこに行ってもカメラを手にした人たちの姿を本当によくみかけるようになった。本格的なデジタル一眼レフカメラを手に、被写体を探し回る若い女性も少なくない。
海外でも状況はまったく同じだ。
私たちみたいに、それぞれ自分のカメラを持ってあれやこれや撮影しているカップルとも、頻繁に出くわす。
あちらの方も、ちらちらこちらを伺っていたりする。たぶん、同じことを考えているのだろう。
「私たちみたいなものずきが、他にもいるもんだ」と。
面白いと思うのは、皆が一斉にカメラを向けているのとは正反対の方向に、私たちが撮りたいと感じるものがしばしばある、ということだ。
<2011.08.23 処暑[あつさしりぞかんとす]>