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高木美佳
冬も極まったこの時期、広島市植物園の熱帯温室で、色とりどりの花たちが、絶頂期を迎えていた。
赤、白、ピンク、黄色、紫色・・・さまざまな衣装をまとった妖精たちが、両腕を拡げて高らかに、誇らかに、あるいは静かに、 優しく、合唱しているようだ。
満開の花には、あたりを圧倒し去り、惹きつける、強力な磁力がある。
花たちから発せられる<たまふり>のヴァイブレーションが、観ている私を活気づける。
精霊の歌声に導かれるままシャッターを<斬る>と、その度に心が歓喜に振るえた。斬れば斬るほど、楽しく、元気になってくる。まさに、「ヒーリング・フォトグラフ」だ。
No.14は、ピンクボウル(ドンベア)の花。大玉アジサイくらいの大きさがある。
<2011.09.09>