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高木美佳
夫と一緒に街中を歩いていて、花屋をみかけると、必ず立ち寄るようになった。『花精』シリーズを撮り始めて以来の、新しい習慣だ。
01の、ショッキング・ピンクのフワフワした花は、プチロータス。
造りものめいた色と質感、形が、宇宙生命体のようだ。オーストラリア原産の、不思議な植物。
02は『アップルキッズ』。小さなリンゴのように観える花の蕾が、茎にびっしりついている。まるで小さな生命の樹だ。
03は私の大好きな『すずらん』。
04は『シラー・ペルビアナ(大蔓穂)』。この凄いデザインの花は、ユリの仲間だ。夫が懐中電灯で光をあてると、凄い!と思わず声を上げてしまうような光景が花の中から立ち現れた。たった一株の花から、光で描いた絵のような作品がいくつも斬り撮れる。
こういう花を観ていると、花というのは神々が創りたもうた究極の芸術作品と思えてくる。
<2011.09.23>