スライドショー1-31 <花精 8> 撮影:高木美佳 2011.02.08

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ライナーノーツ

高木美佳

花精8 撮影 高木美佳 2011.02.08

 夫と一緒に街中を歩いていて、花屋をみかけると、必ず立ち寄るようになった。『花精』シリーズを撮り始めて以来の、新しい習慣だ。

 01の、ショッキング・ピンクのフワフワした花は、プチロータス。
造りものめいた色と質感、形が、宇宙生命体のようだ。オーストラリア原産の、不思議な植物。

 02は『アップルキッズ』。小さなリンゴのように観える花の蕾が、茎にびっしりついている。まるで小さな生命の樹だ。

 03は私の大好きな『すずらん』。

 04は『シラー・ペルビアナ(大蔓穂)』。この凄いデザインの花は、ユリの仲間だ。夫が懐中電灯で光をあてると、凄い!と思わず声を上げてしまうような光景が花の中から立ち現れた。たった一株の花から、光で描いた絵のような作品がいくつも斬り撮れる。
 こういう花を観ていると、花というのは神々が創りたもうた究極の芸術作品と思えてくる。

<2011.09.23>