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高木一行
5月のエルニド巡礼成功を祝い、と同時に、次なる巡礼に向け神明に供える超越的な捧げ物とするため、私たちは帰神撮影を執り行なった。
美佳が新しいカメラ(それはすでに、彼女の専属となりつつある)を使い、私が超越的に舞う姿を、帰神撮影していく。
手に顕われる様々な<印[いん]>。
それが全身へと及び、全身で印が舞われる時、超越的なる形が次々と顕現する。
いずれも、官能的な形と色と質感とが濃密に絡み合う、極めてディオニュソス的な作品だ。
または、短棒術(作品16~19)。
波紋の原理で動けば、棒がぐにゃっと曲がって写る。
蝶の舞も、幕間劇として、是非お楽しみいただきたい。
私たちの<道>を祝福するかのように、帰神撮影当日の昼下がり、庭の花を舞台にヒーリング舞を披露してくれた。
観の目でごらんになれば、アゲハのあの軽やかなはばたきの波動が、あなたの目から身体内へと映ってくる。すると、心も体もスッキリ軽やかになるのがわかるだろう。
蝶は、開放された魂のシンボルだ。
この奉納舞シリーズは全3部作の予定。どうか、お楽しみに。
<2011.06.25 乃東枯(なつかれくさかるる)>