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高木一行
美佳が演奏するヴィブラフォン(鉄琴の一種)の、オーロラの揺らぎのような質感を写真で表現すべく、帰神撮影を試みた。
『音霊[おとだま]』(SS1-21)『音の神殿』(SS1-22)に続く、楽器演奏シリーズ第3弾。
『音霊』でマリンバ(大型の木琴)を帰神撮影した手法に従い、マリンバとヴィブラフォンとで画像にどれくらい違いが出るものか、自らの作品にぶっつける意図をもって、粛々として撮影を執り行なった。
すると・・・・、 出るわ、出るわ。
マリンバの時とはまったく異なる黄金の波紋が、美佳の熟練の手わざにより、空間に次々と描き出されていく。ちなみに、美佳はこの時、撥[ばち]を左右の手に2本ずつ、合計4本を自在に操っていた。
金気の海を泳ぎ廻る黄金龍の姿までが、観の目でごらんになれば、そこかしこに顕われているのがおわかりになるだろう。
まことに超越的なり。
<2011.07.02 半夏生[はんげしょうず]>