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高木一行
わが家のカメラでは、成長著しいマヤの動きをとらえることが、だんだん難しくなってきた。
それで、新しいカメラを導入することにした。
ニコンD3S。
現時点で、デジタル一眼レフカメラの最高峰とされる機種である。
この新しいカメラで、線香の煙を試し撮りしてみた。
昨年バリ島を巡礼で訪れて以来(『ヒーリング随感2』第12回、13回で概要を報告)、バリの人たちの敬けんな祈りの姿勢に感化され、わが家でも毎日香を焚くことが習慣となったのだが、何でもない線香の煙が、じっと観の目で向き合っていると、まさに千変万化、二筋に分かれてくるくる渦を巻いたり、龍神が舞うような姿を一瞬とったり、あるいは深海生物みたいな奇妙な形になったり、・・・・いつまで観ていても全然飽きない。
その線香の煙を、D3Sにマナを込めつつ帰神撮影してみたら・・・・案の定、出るわ、出るわ、不可思議な流動造形が次々と顕われてきた。
線香の煙は・・・かなり面白い。
<2011.12.16 熊蟄穴>