文:高木一行
◎きつい性格で人になつこうとしなかった白蛇のまろばし嬢だが、出所後に私がヒーリング・タッチしたら、一瞬にして「抱き蛇」になった。
目つきも穏やかになり、まるで別蛇のようだ。
時折、たらいの風呂で入浴する。
◎そのまろばしが、私が出所する前年の夏、脱走した。
ケージの扉を自分で開け、サンルームの窓の隙間から抜け出したらしい。
妻が近所中あちこち探し回ったが見つからず、連日40度近い酷暑のおりから、もう命はないものと覚悟したそうだ(爬虫類は普通、戸外へ脱走したら2度と戻らない)。
ところが11日後の朝、玄関のチャイムが鳴った。隣人が、「お宅の玄関の前に蛇がいますけど・・・・」と教えてくれたのだ。妻が急いで外へ出てみると、そこにいたのはまろばしだった!
真夏の炎天下で11日間も、一体どこでどう過ごしていたのかわからないが、けがもなく無事に戻ってきたのは凄い。
◎新松戸(千葉)、名古屋に引き続き、去る4月17日と18日、広島の天行院(プライベート道場)にて、ヒーリング・ネットワーク再興を祝うヒーリング・セレブレーションを執り行なった。
その際、4K画質のビデオカメラを実験的に使用してみたのだが、画質も動きも従来と比べ随分細やかに、滑らかになっている。龍宮道の「水」や「波紋」を、映像を通じ表現するための技術的環境が、ようやく整い始めたようだ。
動画の「切り落とし」を一つ、皆さんと早速分かち合いたい。他の動画は、近日中に公開予定の「ヒーリング・ムービー」にて取り扱ってゆく予定だ。
◎上記のムービーを、速度を半分に落として観るのも面白い。
私の身体のどこもかしこもが、最初から最後まで波紋として波打ち続けていることがよくわかる。
◎沖縄から届いていたカニステルが、1週間近くかかってようやく追熟し始めた。
ゆで卵の黄身とか焼き芋みたいな、「果物」の既成概念にとらわれたままいきなり口にすると、ちょっとしたカルチャーショックを感じるくらいの、果物としては珍しい食感が楽しい、柔らかな甘さの中につんとすました感じの明るい香りを含む熱帯果実だ(外側へはほとんど匂わない)。
春の一時期にしか出回らず、沖縄以外では滅多に見かけない。
<2021.05.01 牡丹華(ぼたんはなさく)>