◎海外巡礼の準備を始めたのだが、今はどこの国へ行くのでも事前入国申請やら新型コロナウィルス・ワクチン接種済証明などで、どうしてもスマホが要るらしい。これまでずっと、携帯もスマホも不要で押し通してきて、特に不便を感じたこともなかったが、いよいよ私もスマホ・デビューである。
一番面倒なのは日本入国の手続きで、帰国後、スマホのアプリで自分の位置情報や健康状態などを定期的に報告する義務があるらしい。刑務所から早期釈放された後、保護司に定期的に連絡し、面接しなければならなかった不便を思い起こす。
思い起こすといえば、刑務所の夕飯でしょっちゅう出されたメニューの一つに次のようなものがあるのだが、龍宮道に真剣な関心を寄せる人であるならば、一度は作って食べてみるのも(龍宮道創始者の受難を共感するという意味で)よい体験となるだろう。
作り方は、もやしをざっと熱湯に通し、(できるだけ安物の)かつお節をたっぷりまぶす。以上! 味つけは一切なし! もやしの代わりにインゲンでも構わない。これをおかずに飯を食べると、味気ないことこの上なしだ。これもまた、刑務所名物といえよう。
こんなものを4年半も食べさせられた日には、それは味覚がおかしくなって当然だ。出所後2年が過ぎたが、以前のように繊細な味覚はもう二度と戻ってきそうにない。
勘の鋭い方は、アッと気づいたことだろう。そう、COVID-19感染の特徴は「食べ物の味がしなくなる」ことだった。
これでおわかりのように、刑務所で私が味わった諸々の苦難を、少し遅れて人類全員が強制的に経験させられている。私は個を超えて人類を生きているのだから、当然といえば当然なのだが、これ以上ダメージが蓄積すると人類全体がダメになってしまいかねないから、このあたりで強力な「反転」が必要であろう。
というわけで、海外巡礼も最初はひそやかに・素朴に、執り行なおうと思っていたが、無用な贅沢はもちろん避けるとしても、せいぜい盛大に・ゴージャスに・楽しく・挙行することとした。これは、私の個人的享楽のためではなく、全人類のために、そうするのである。
◎COVID-19のワクチン接種も、私には不要なものだが、海外巡礼実現のため仕方なく受けてきた。
1回目は翌日ふくらはぎが筋肉痛になり、2回目は接種後1~2時間後くらいからなぜか活力が猛然と湧き上がってきて、真夜中までエネルギッシュにあれこれ活動してしまった。
2回目は、「どうせ何か副作用が起こるのであれば、腰を入れ、トリニティ(上体・中体・下体の三位一体)で迎え入れる」、と決意し・実行したのが功を奏したのかもしれない。
友人らいわく、「さすが龍宮道創始者ともなると、ワクチンの副作用も一風変わってる」、だそうな。
◎2022年6月10~12日、龍宮道修行者を広島に迎え、龍宮会を開催した。その模様を撮影した動画のうち、切り落としがいくつか出たので、ご紹介する。
動画1は、皮膚同士が柔らかくそっと接触した状態で、意念を相手に及ぼすことからさらに進んで、ノータッチで相手の身体内に流れを起こす、いわゆる「心術(心法)」の一例だ。龍宮道修行者同士であれば、心で心に術をかけることが思いのままにできる。時間と空間を超えて作用する神変不可思議なる働きを、術者も受け手もハッキリ感じるものだ。
フルハイビジョン画質 03分54秒
◎動画2は猫かき。このわざは猫になった気分でやらないと、猫かきとして様にならぬ。
フルハイビジョン画質 04分02秒
◎龍宮道では、アキレス腱を意識化し、そこから発生した波紋をわざへと応用することもできる。
フルハイビジョン画質 05分10秒
<2022.06.22 乃東枯(なつかれくさかるる)>