Healing Discourse

ヒーリング・リフレクション3 第十五回 プチ巡礼

◎近所の宮島へ、プチ巡礼に行ってきた。宮島の霊性は、寺社や遺物ではなく、島そのもの、自然そのものに秘められている。

弥山山頂付近の景観

弥山山頂付近より、対岸の大竹市方面を臨む。まもなく初夏を迎えんとする鮮烈な新緑が、超微細に振るえながら悦びの波紋を四囲に発散している。クリックすると拡大(以下同様)。

消えずの霊火

消えずの霊火。1250年前、弘法大師が修業のため灯した火が、今もずっと絶えることなく燃え続けている・・・とのことだが、何年か前にこの霊火堂が不慮の火事で全焼した際、消えずの霊火もいったんは絶えた。

九本松

日本三弁天の一つとされる某寺は、九頭の龍のごとき見事な九本松で有名だったが、今回、胸騒ぎがして久しぶりに立ち寄ってみたら、案の定、写真のような哀れな姿と変わり果てていた。前回訪れた際、同行者たちに予言した通りである。

鯉 鹿

池の鯉にも鹿(野生)にも、ヒーリング・タッチ!

◎ウツボの干物に上手に火を入れると、黄金色こがねいろにみごとに焼き上がる。

ウツボの干物

 このウツボ干物は三重県の尾鷲おわせ産。売られているそのままではやや水分が多過ぎるので、龍宮館ではさらに干し足すようにしている。プラスの干し時間は、折々の季節や天候によって異なるから、干し具合を頻繁にチェックしなければならない。
 ねっとりとしたゼラチン質のぶ厚い皮と、香り高く歯ごたえがある身のハーモニーがたまらない。

◎梅雨時のように蒸し暑い日が続く時は、沖縄名物ゴーヤチャンプルー(卵入り)がよく効く。40年ほど前、私が沖縄にしょっちゅう通っていた頃は、食事にゴーヤを出される際には、「内地の人は食べられるかどうか・・」という言葉が必ず添えられたものだが、当時のゴーヤには今のゴーヤにない強烈な苦味があった。

ゴーヤチャンプルー

◎フィリピンのカラバオマンゴー。小ぶりだがむちっと充実しており、甘さと酸味、そしてこの種類のマンゴー特有のトロピカルな香りがバランスよく調和している。今年は各国のマンゴーがよい出来らしく、マンゴーまみれをたっぷり味わえることを期待している。

カラバオマンゴー

◎シータと、その伴侶ラ・ムー。

シータとラ・ムー

<2023.05.19 竹笋生(たけのこしょうず)>