◎近所の宮島へ、プチ巡礼に行ってきた。宮島の霊性は、寺社や遺物ではなく、島そのもの、自然そのものに秘められている。
◎ウツボの干物に上手に火を入れると、黄金色にみごとに焼き上がる。
このウツボ干物は三重県の尾鷲産。売られているそのままではやや水分が多過ぎるので、龍宮館ではさらに干し足すようにしている。プラスの干し時間は、折々の季節や天候によって異なるから、干し具合を頻繁にチェックしなければならない。
ねっとりとしたゼラチン質のぶ厚い皮と、香り高く歯ごたえがある身のハーモニーがたまらない。
◎梅雨時のように蒸し暑い日が続く時は、沖縄名物ゴーヤチャンプルー(卵入り)がよく効く。40年ほど前、私が沖縄にしょっちゅう通っていた頃は、食事にゴーヤを出される際には、「内地の人は食べられるかどうか・・」という言葉が必ず添えられたものだが、当時のゴーヤには今のゴーヤにない強烈な苦味があった。
◎フィリピンのカラバオマンゴー。小ぶりだがむちっと充実しており、甘さと酸味、そしてこの種類のマンゴー特有のトロピカルな香りがバランスよく調和している。今年は各国のマンゴーがよい出来らしく、マンゴーまみれをたっぷり味わえることを期待している。
◎シータと、その伴侶ラ・ムー。
<2023.05.19 竹笋生(たけのこしょうず)>