◎<前回からの続き>
ついでといっては何だが、湯に手を入れた際、手の形を変えないようにしながらオフが起こるままに任せたらどうなるだろう?
冷水と温水による実験におきまして、温水に手を入れた際、手の形を変えないようにしながら、オフが起こるにまかせると、意識が内向し、レット・オフが起こっていました。
さらに興味を覚え、入浴時に冷水シャワーを全身に浴びた後、お湯につかり、静中求動(身体の外形をできるだけ変えないようにして、内的な変化が起こるのを待つ)で形を保つようにしてみました。すると皮膚の様々なところで粒子感覚が活性化し、意識が内向していきました。その後も皮膚が細やかに振動している感覚を楽しむことができました。
このことから、滝行やコールド・トレーニング、また温冷浴やサウナと冷水浴を繰り返すことなど、温度差を利用した修養や健康法をたまふりやレット・オフというヒーリング・アーツの観点から行なってみると、新たな視点が拓けるのではないかとの思いが生じました。
温水に手を入れた際、手の形を保ったまま身を任せていると、身体内側にオフ感覚が染み渡り、普段気付かない身体の滞った部分や強張りが一つひとつ解けていきました。それはあたかもヒーリング・タッチ上級者と触れ合った際に感じるレット・オフ作用の如く感じられました。終わった後、掌を観察すると柔らかくモチモチっとした皮膚感覚となって手が解けているのを確認しました。
温水に手を入れた際に、手の形を変えないようにしておりますと、内側からレット・オフが起こってくるのが感じられ、静中求動となっているように感じられました。何度も行なっておりますと、手の血行もかなりよくなっているように感じてきました。
あらためて、手の形を変えないようにしつつ実験を行ないました。
効果はてきめんで、湯に手を浸した瞬間、レット・オフ(反転)の感覚があり、それまでになかった強い振動感が手の裡を満たしていくのが感じられました。
昨日投稿させていただいた時点では、手が暖む時に「オフ(拡散)」の感覚はわかるものの、「レット・オフ」を感得するのは非常に難度が高いのではないかと思いました。温度の変化などの周辺の事柄に意識が行き焦点がブレる感じで、何度も繰り返し、注意深く行なっていると、レット・オフも感じ取れるようになってきたのですが、初心者には難しいかもしれないと感じました。
先生のご投稿を拝読して、何が不足していたのかようやく理会でき得心が行きました。
それにしても、連日行なってみると、明らかに身体に良い影響が出ていることを感じ、手を和らげることの影響の大きさ、普段からケアすることの大切さを実感しております。
今回は手の形を変えないことに留意して、冷水と温水による実験を行ないました。
冷水から温水につけて手を動かさずに待つと、身体の膨張感と共に、クルッと反転するレット・オフの感覚がありました。
そのオフは手から順に伝わってくるのとは違い、全体が切り替わるように全身に起きています。オフの波が裡でぶつかり合い、粒子がどんどん細かくなっていきました。
温水につけた時の、毛穴が開くような身体の膨張感覚は分かりやすく、そしてまた冷水につけた時の毛穴が閉じて皮膚が引き締まり「縮む」感覚もどんどんハッキリしていきます。
◎メキシコ産マンゴー(ケント種)。独特のトロピカルな香りと滑らかな舌触りが特徴で、甘みと酸味のバランスも良い。今年はメキシコ産のマンゴーに当たりが多いようだ。
◎東京相承会が無事終了したことを祝って、いつものごとく沖縄からノコギリガザミが届けられた。
◎豚ひき肉と玉葱みじん切りのサラダ、ラープ・ムー。タイ東北部(イサーン)の有名な料理。辛さと酸っぱさに、パクチー、ミント、バイマックルー(コブミカンの葉)のエキゾティックな風味が絡まり合い、たっぷり加えたカオクア(炒り米を細かく砕いたもの)が楽しいアクセントを演出する。
最近、出来合いの安いひき肉ではなく、肉をきちんと選び細かく叩いて使っているのだが、それだけで随分味が向上した。・・ということは、安いひき肉はどんな肉を使っているのだろう?
◎伊勢うどん。普通の倍くらいある極太麺に甘いたまり醤油をかけただけのシンプルなうどん。
◎沖縄から届いたキンコウ(金皇)マンゴー。2年に一度しか実をつけず栽培も難しいため、沖縄でもあまりみかけない幻のマンゴーである。
<2023.07.16 蓮始開(はすはじめてひらく)>