2023.09.30
鎖骨密珠を上肢の支点として使う時、鎖骨が鎖のように自在に波打つようになることは、すでに様々なわざや状況を使って説いてきた。が、実際には鎖骨だけでなく、そこから先の腕全体も鎖か鞭のように波打つのである。鎖骨(くさりぼね)という名称にとらわれ、ただその骨のみが波打つものと誤解してはいけない。
フルハイビジョン画質 02分10秒
2023.10.03
沈肩垂(墜)肘というのは太極拳の要訣(大切な秘訣)の一つだが、動画中で解説しているのは例によって龍宮道の視点から観た沈肩垂肘についてであり、よその流派の内容にあれこれ口出ししようなどというおごり高ぶった考えなど一切抱いてないので、どうか誤解なきよう願いたい。
とはいえ、動画で示しているような沈肩と垂肘を心がけるだけで、わざの威力・斬れ味がたちまち冴え渡るようになることも事実だ。
素晴らしい要訣がせっかく一般公開されているのだから(武術界全体の発展を願ってのことであろう)、せいぜい活用させていただき自家薬籠中のものとしない手はない。むろん、ただ他流の美点・長所を採るばかりでは能がないし、礼儀にも反することだから、我々もこうして自分たち独自の研究成果を惜しむことなく公開している。
フルハイビジョン画質 05分26秒
2023.10.10
筋骨矯正術における足首の調律法(一例)。
ちょっとした要訣を授けられただけで、ごくシンプルな施術法が驚くほど深みのあるヒーリング法へと変容する。
外形だけ似せた適当なやり方(=要訣を守らないやり方)で行なった時は、何の効果もないか、時には却って足首が重く固くなる。が、正しく行なえば、ほぼ一瞬で明らかな効果を実感できる。足首がしっかりして頼もしく感じられ、軽快になる。これはただ足首のみならず、手首や肘、膝など、身体各所の関節にも即応用できる原理だ。
どうすればそんな風になるのか? 足を曲げる側の手ではなく、足首を支える側の手に秘密がある。
支えを一切ぐらつかさず(しっかり支えさえすればよいのであって、強く握りしめる必要はない)、関節内に遊びが生じないように。これが成功の秘鍵だ。
フルハイビジョン画質 01分35秒
<第十三回へ続く>