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謹告

ヒーリング・ネットワーク事務局

 去る2024年2月2日、ヒーリング・アーツ創始者 高木一行先生がご逝去されましたことをお知らせいたします。

 高木先生のご逝去後、ヒーリング・ネットワークのメンバーは、先生のご遺志とご遺言に則り、託された(物質的・精神的・霊的)遺産を受け継ぐためのワークを、昨年いっぱいをかけて執り行なってまいりました。
 それらを滞りなく進めるため、全てが終了してから対外的な発表をさせていただくこととなりましたことを、何卒ご容赦いただきますようお願い申し上げます。

 ヒーリング・ネットワークは、2021年以降「ヒーリング・ネットワーク2」として、新たな活動を行なってまいりましたが、2024年の春分をもってヒーリング・ネットワーク2の活動を終了することが、事前に決定しておりました。
 それが何を意味するのか、その時点では私たちは明確に理解しておりませんでしたが、ヒーリング・ネットワーク2の終了に符節を合わせるように先生が旅立たれ、そこに至る予言的なお言葉の数々を思い起こし衝撃を受けつつも、その意味するところを実感した次第です。

「死」は、一般的には悲しく避けたいものですが、ヒーリング・アーツ修養者にとり、それは目を逸らし、忌み遠ざけるべきものではありません。
ヒーリング・アーツは全面的に死と向かい合い、受け容れるための「往生術おうじょうじゅつ」でもあると、先生は述べております。
 近年はウェブサイトでも、ご自身の死を見据えた修業(練神還虚れんしんかんきょの行)に入られることを宣言しておられました(『ヒーリング・リフレクション2 第八回 死は最も親しい助言者』)。
 先生がそれを達成され、いまや道と一つとなったことを、私たちは様々な機会を通じてほとんど生理的に実感しつつ、確信を深めているところです。

 先生にとり、意識的に迎える全面的トータルな死は悲しみに満ちたものではなく、祝福すべき慶事であり、先生が(常にそうであったように)身を持って示された、最後のレッスンであったと、私たちは強く感じております。

 それ故に先生の葬儀は、<ヒーリング>に満たされた、生命の篭った祝祭の儀礼として、ご生前に希望された海洋散骨を沖縄某所沖合で執り行なわせていただくこととなりました(その一部を以下に記し、縁ある方が超時空的に儀礼へ参列できるよう、分かち合わせていただきます)。

 長年に渡り、ヒーリング・ネットワークと高木一行先生をご支援いただいた皆さまへ、深く感謝と御礼を申し上げます。

 今後は、先生よりヒーリング・アーツの教えを受けたメンバーが、各地でヒーリング・アーツを体験・実践・修得するための場を設けていく予定です。
 詳しくは、本ウェブサイト及びNPO法人ヒーリング・ネットワークのウェブサイト(準備中)で告知いたします。

神送の儀礼

写真は慶良間諸島・阿嘉島で撮影。
撮影:佐々木亮 

 高木先生は1990年代より「龍宮巡礼」と称して沖縄、そして世界各地の海を訪れ、聖地との絆を結ばれてきました。
 先生が創始されたヒーリング・アーツのルーツは「海」であると行っても過言ではありません。
 特に、沖縄の慶良間諸島は、先生が何度も訪れ、深い縁を結ばれた場所です。

※慶良間諸島の関連記事
 『ヒーリング随感5』第10回第11回
 『ケラマ・グレイス
 『龍宮綺想 ~慶良間巡礼:2021~

 2024年8月末日、私たち(ヒーリング・ネットワーク・メンバー代表3名)は慶良間諸島の阿嘉島あかじまへ渡り、数日間に渡り海で徹底的に禊祓い、海洋儀礼に向け準備を整えました。

 海洋散骨は一般的には船上から遺灰を撒きますが、私たちは、海中の学びと「触れ合い」が重視されるヒーリング・アーツの教えに則り、独自の「海中散骨」として執り行なうこととしました。
 9月2日、沖縄某所沖合にて、参列者はシュノーケル・セットを装着し、海中へエントリー。

海中

 周囲を見渡すと、どこまでも深く、「青」の世界が拡がり、海面から差し込む光の柱が幻想的に、美しく揺らめいています。
 直ちにヒーリング・アーツを修し、瞑想的意識状態へ入っていくと、不思議なことにどこからともなく、ウミガメが現れ、私たちを導くようにゆっくりと泳ぎ始めました。

ウミガメ

 事前に何も計画していなかったにもかかわらず、神聖舞台劇のように進行していくそれは奇跡的な光景であり、私たちは龍宮が遣わした使者に導かれるように、ゆっくり、ゆっくりと泳ぎ進んでいきました。
 時間感覚が消失したような感覚の中しばらく進み、周囲を見渡すと一面の青い世界の中で、たくさんの魚達が舞い踊っています。
 ウミガメは役割を終えたと言わんばかりに、いずこかへ去っていきました。

ウミガメ

「ここだ―――」と直感し、散骨の儀礼を開始しました。
 骨壷を開け、参列者が交代でご遺骨を海中へ手放していく・・・と、それは日の光を受け、輝きながら海の中へ溶け込んでいきました。
 最後に、残った遺灰をザアッと一度に撒くと、その粒子が海中を漂いながらキラキラときらめいています。
 その光景は絶美であり、それが生命いのちの源である海と一つになっていく様は、先生の練神還虚(羽化登仙うかとうせん)の成就を象徴しているかのようでもありました。 
 先生との別れが、これほど豪奢ごうしゃに彩られていることに、最後の最後まで先生らしく凄いことだな、と思わずにはいられない光景でした。

 最後に、この度の散骨儀礼にあたり訪れた、慶良間諸島でヒーリング撮影した写真をヒーリング・スライドショーとして奉納し、結びとさせていただきます。

<2025.01.14 ヒーリング・アーツ開創の日に>

2月2日(日)、9日(日)、16日(日)は、高木一行先生の羽化登仙うかとうせんの一年祭として、各地でヒーリング・セレブレーションを執り行ないます。
・2月2日(日)、2月16日(日) ヒーリング・セレブレーション in 横浜
・2月9日(日) ヒーリング・セレブレーション in 福岡
 詳しくは、近日中に本ウェブサイト及びNPO法人ヒーリング・ネットワークのウェブサイト(準備中)で告知予定です。

 本件についてのメッセージ及び、高木先生と直接やりとりされていた方でご連絡事項がある方は以下のメールアドレス及び電話番号へご連絡ください。
 Mail : contact@healing-network.com
 Tel :
 受付担当:佐々木亮