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高木一行
作品01~10 イシキ浜を後にし、海へと通じるいくつかの小径を通り過ぎながら、島の北端にあるカベール浜を目指す。
作品11~21 左右に神木[しんぼく]であるクバ(ヤシの一種)が密生する参道にて帰神撮影。一説によれば、これらのクバに龍宮神が宿るともいう。
作品15から16の移り変わり(実際には2舞で1つの作品)に、特にご注意いただきたい。神木クバの葉の裡より、輝き脈動する超越的波紋が、うわっと広がり迫ってくる様が写し撮られている。
もちろん、特殊効果などの人為的な細工など一切加えてない。ただ、何も考えず身体が超意識的に斬り撮っていった作品を、順番通りに連続させただけ——。
作品22 クバの参道の終点に近づくと、北の海が茂みの向こうに姿を現わした。
作品23~28 うっそうと茂る草木をかき分け、海岸へと至る細い道を下る。
作品26,29,31,39,44 巫女たちが龍宮神に祈る神事が執り行なわれるという海岸の岩場。
北風が吹きつけるカベール浜は、荒涼とした半砂漠の原野のごとき趣をたたえている。枯れて潮風に吹きさらされ、白くなった植物たちと絡み合うようにしながら、新たな葉や枝が鮮烈に吹き出し、冷たい風にじっと耐えている。
詳しくは、ディスコース『久高島巡礼:2013』第4回にて。
<2013.04.23 葭始生[あしはじめてしょうず]>