Healing Discourse

ヒーリング・リフレクション1 第十八回 龍宮マインド

文:高木一行

◎猫とオオトカゲが一つ屋根の下で一緒に暮らしていて喧嘩することはないのか、とよく聴かれる。
 別に仲がいいわけではないが、お互い微妙な距離感を常に意識しているようで、トラブルが起きたことは一度もない。オットちゃんがあまりにも近づきすぎた時だけ、猫拳で追い払われる。
 以下にご紹介するスライドショーは、2020年5月下旬に出所後、約1ヶ月間に渡って撮りためた作品だ。故マナも登場する(下の写真の、椅子の上で寝ているのがマナ、その下のハンモックで寝ているのがマヤ)。

オットちゃん、マナ、マヤ

クリックすると拡大。 帰神撮影:高木一行

◎ヒーリング・ネットワークのウェブサイト(新旧共)では、音楽付きのスライドショーを観照する際に、ヘッドフォンの使用を勧めている。曲のより細かなところがわかりますよ、スピーカーでは聴こえない音が聴こえてきますよ、音楽的立体構造というものまでが感じられるようになりますよ、とその理由も明示している・・・のだが、「まあ、そのうち、いつか」と自分をごまかしてしまう人が、遺憾いかんながら少なくない。
 実際に試して、私が述べていることを自分自身で味わってみれば、人によっては音楽観、あるいは人生観そのものが変わるほどの体験となるかもしれない。
 ヒーリング・ムービーを観る際も、ヘッドフォンを使えば、臨場感が一気に増す。つまり、ムービーから受け取る情報量が増える。
 私は、骨伝導タイプのヘッドセットを使っている。PCのそばに置いておき、必要な時にスイッチを入れれば、Bluetoothで自動的にPCと接続されるから便利だ。

◎子供時代のオットちゃんの様子をまとめたスライドショー・シリーズを、一気に。

 人々が思い描く龍のイメージに最も近い現生生物といえば、蛇とかオオトカゲ以上に「それらしい」ものはいない。龍宮館のペットリザード、ザラクビオオトカゲ(学名Varanus rudicolis、英名Black rough-neck monitor)のオットちゃんの姿を観れば、一目瞭然だろう。
 裁判中に妻が蛇を飼い始めたのをきっかけとして、私も爬虫類飼育を再開するべく、名古屋まで出向いて連れ帰ったのだが、いつの間にか妻に取り上げられてしまった。

 オットちゃんが当初、龍宮館2Fのレプタイル・ルーム(爬虫類飼育室)で暮らしていた頃は、出窓で日光浴バスキングするのが毎日の日課だった。カーテンにスルスル登っていって奇妙な格好でつかまったまま、長時間じっと動かず興味深そうに外を眺めている。
 実は、オットちゃんにはリーラという名前があったのだが、このスライドショー作品以降、いつの間にか「オットちゃん」が定着してしまった。「窓ぎわの~」というタイトルは、言うまでもなく黒柳徹子著『窓ぎわのトットちゃん』へのオマージュだ。

 毎日、土鍋の風呂に入れてもらっていた。今は、大きめのたらいで入浴する。

 オットちゃんは完全な昼行性で、夕方頃にはもう目がとろんとしてくる。子供の時分は毎夜、水入れの中で眠っていたが、大きく成長した現在、温度・湿度完備の専用寝室(ケージ)を使っている。時には、人間用の布団にもぐり込み一緒に寝ることもある。

◎オットちゃんのそばに虫を放り投げると、物凄い勢いで駆け寄り、ぱっと捕らえてしまう。しかし、人が指で虫をつまんで差し出すと(言うまでもなくヒーリング・タッチを心がける)、第十六回のムービー2でご紹介したように、指まで一緒に噛みついてはいけないとわかっていて、よく観て確認してから、虫だけを選んでそっとくわえる。
 オオトカゲ類は知能が高く、人になれるものも少なくないが、オットちゃんのように手から食べ物を与えられるようになるほどの個体は珍しいと言われている。
 同じ種類であっても、あるものは人間を信頼して受け容れるのに、手に負えないほど狂暴なままずっと変わらないものもいるそうだ。生まれついての性格というものが、オオトカゲにもあるということだ。

◎蛇やトカゲなどの爬虫類と一緒に暮らし、ヒーリング・タッチを通じて交流し合うことで、龍宮マインド(龍宮的な感じ方、考え方、価値観、世界観)が限りなく深まり、豊かとなるのは事実だ。
 今後も、折りに触れ、龍宮館の爬虫類たちを紹介してゆこう。

◎瀬戸内名物、ワタリガニ。一番後ろの脚がボートのオールのように平らになっており、水中を素早く泳ぎながら、獲物の魚を抱きかかえるようにしてとらえる。

ワタリガニ

帰神撮影:高木一行

<2021.06.11 腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)>