文・写真:高木一行
◎西表島巡礼では、島民も知らない秘密のポイントでヤシガニと遊んだ。
ヤシガニをハンドリングする場面を巡礼同行者が撮影したので、読者諸氏と分かち合う龍宮土産としてご紹介する。ムービーに登場するような大型の個体は、西表島ではもうほとんど見かけなくなったそうだ。
『鳩間島巡礼:2020』の「ヤシガニ・トリビュート」も是非、ご参照いただきたい。
◎龍宮館の爬虫類たち。
◎ここ最近、タイ・フェスティバルを龍宮館では、やっている。日々、タイ料理の研究にいそしんでいるところだ。
日本のタイ料理レストランでメニューに載っているような品は大体創れるようになったが、初めに料理上手なタイ人女性から基本の伝授を受けたのが良かった。
これは、ヤム・プラムー(イカと野菜のタイ式サラダ)。創り方は・・・、
①ニンニク、ショウガ、唐辛子(タイ産の唐辛子を使うとより風味が増す。冷凍物でも充分使える。辛さが苦手な人は種を取り除くとよい)をスライスしたものを、すり鉢で軽く潰す。タイの縦長の石製すり鉢があると便利だ。クロックでピーナッツなど飛び散りやすいものを叩き砕く際は、もう一方の手で蓋をするように口を覆うといい。
②レモンかライムを搾った汁、鶏ガラスープの素(粉末)少々、砂糖(三温糖やヤシ砂糖など)、ナンプラー・・・を①に加え、すりこ木で軽く叩き混ぜ、最後に味を調整する。
③イカは格子模様に軽く切れ目を入れて熱湯に通し、火が通ったら冷水にくぐらせ冷やしておく。これに、キュウリ、赤タマネギ、セロリ、パプリカ、レタス、ミニトマトなど好みの野菜を適当に切ったものを加え、②のドレッシングとボウルの中で和える。言うまでもなく、ヒーリング・タッチにて。
④今回は、龍宮館のサンルームで育てているバイマックルー(こぶみかん)の葉を千切りにしたものを加えてみた。インドシナ情緒が一気に高まる。この他、パクチー(コリアンダー)とかミント類を使ったり、ドレッシングにチリソースを加えたり、具を海老や貝、あるいは牛肉に替えたりなど、それぞれ味わいの異なるヤム(タイ風サラダ)を最低20種類創れるようになることが、現在の私の目標である。
◎「ヒーリング・ムービー」其之五の寝わざに関する動画中で、「龍宮道は疲れることをしない」、と私が述べ、自分で自分の発言に一瞬とまどっている場面が出てくるが、嫌な疲労感や痛みなどが残るような無理をしないという意味であって、爽快でトータルで健康的な全身疲労ならば、もちろん大歓迎だ。
元気が有り余っている者は、突き蹴りの稽古や、相対の組み打ちなど、いくらでも数多くやってゆけばいい。理に基づいたやり方で行なえば、体力向上、健康増進、怪我予防の効果はもちろん、いざという時には護身にも役立つだろうし、びくびく周りを気にしないゆったりした態度が身につく。
体力のない者は、その体力のなさを逆に活かして、わざの精妙さを極め、「柔よく剛を制す」の真の姿を体現してゆけばよい。
老いも若きも、男も女も、共に切磋琢磨し合いながら・楽しめる<道>。それが龍宮道だ。
そしてもちろん、上に述べたような表面的効果とは別に、生命の本質を心身一如で瞑想的に探求してゆくこともできる。
◎龍宮土産の金蜜マンゴーが、沖縄から届いた。
台湾で品種改良され、糖度が20度あるらしいが、確かに甘い。一気に完食だ。
<2021.07.19 鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)>