Healing Discourse

ヒーリング随感3 第21回 いのちの響き合い

◎ネット関連ワークステーションからの報告によれば、「最新ムービーのサイズ(1280×720ピクセル)では、PCによって処理速度が追いつかなかったり、画面に収まりきらないといった問題が出る場合がある」という。また、「人によっては回線の速度が遅く、ダウンロードに時間がかかりすぎることも予想される」のだそうな。
 現時点では、ムービーを観られない人が多く発生してしまうかもしれないとのことだが、最近マレーシアでうちのスライドショーを観ようとした時もひどかった。待てど暮せどダウンロードが終わらないのだ。
 パラオではダイヤルアップ回線がまだ使われていて、1つのスライドショーを観られるようになるまでに30分以上を要する、とのことだった。
 まだまだ、世界は「くらい」。福音(善き知らせ)がここにあるのに、それを人々に広く届けることができない
 が、希望は常にある。
 夜は、すでに明け始めている。

◎先日、町内会長直々に拙宅へお越しくださったのだが、例の私のご近所宛の手紙が役員会で取り上げられ、その内容を「是」とすることで全員の意見が合致した、とのことだった。
 また、実際に手紙を受けとった「班」の全家庭が、同様に、私の主張を認めてくださる旨、確認が取れたと、つい一昨日、担当役員の方から電話連絡をいただきもした。
 ちなみに、私が手紙の中で述べた「町内会長」は、現町内会長とはまったくの別人である。現役員会の中で、当時を知る人は、もはやいないそうだ。
 相手も驚いていた。
 あの時、「迫害」の急先鋒を務めたあの人は、その後、別件でも越権行為[やりすぎ]があり、町内会長の栄光の座から無理やり引きずり下ろされた。おまけに、当人を残酷に中傷する文書が、団地内の各家庭に、ある時期、集中的に配られた(私はもちろん無関係)。
 団地中を、「墓地(基地じゃない)建設反対!」の看板が覆い尽くした時もあった。うちのフェンスにも勝手につけられた。
 私たちが「戦って」いたのは、そういう場所だ。
 今は、随分穏健になっているようだが。

◎ムービー配信の新体制へと、実質的に移行し終えたので、これからは遠慮なく好きなだけ高画質ムービーを使ってヒーリング・アーツを説ける・・・・かと思いきや、上記のような理由にて、特に一般公開のサイトでは、ある程度の制限を設けざるを得ない。
 それでも、これまでとは比べ物にならないほど、高濃度の情報を提供していけるはずだ。
 それらは元来、3Dで観ることを想定して撮られたものだ。
 2Dの、しかも小さな画像で表現し得るものには限りがある。
 が、それでも、従来であれば観の目を錬らないと観えなかった立体感が、普通の見方の段階ですでに表われているほどの高クオリティだ。そこからさらに観の目を効かせていけば、私の身体内で波打つ作用(マナ)までが、観えてくるはずだ。
 私は、波紋を土踏まずから起こし、それを身体内で巡らせることで、あらゆる動きを律している。みぞおちから上は常に「虚にして虚」を心がけ、どうにかしようとして力を入れることが一切、ない。手もそうだ。
 私の身体は、ほとんど自律的に(それ自身の意思で)動いている。波紋の原理で動いている。つまり、波打っている。
 これは、文学的比喩でなく、事実ありのままだ。

◎私がヒーリング・アーツを指導する際には、自らの身体のあちこち、どこでも、タッチさせながら術[わざ]の本質を伝えていく。
 例えば、私が「土踏まずは流動的に動く」と言う時、それは、自らの土踏まずにタッチさせてそこが実際に波打っていることを、触覚を通じ伝えることができるという意味だ。
 呼吸法について説く際には、腹でも胸でも背中でも腰でも・・・・あるいは足の親指でも、肘でも、どこでも自由に希望者にヒーリング・タッチさせ、そこがどんな具合に動くか、そこにどんな風に「息が通う」かを、触覚を通じ、感じさせることができる。足の指先にだって息は通じている。
 そんな風な、文字通りのボディ・トゥ・ボディ(以身伝身)の教導は、もしかして現代では珍しいものなのかもしれない。私は、過去十数年間、ずっとそうしてきたが。

◎ティティムル・スープを、ついに作って、妻と楽しく、飲んだぞ!!
 昨日(白身魚)と今日(鳥肉)と。
 それがどうしたと不粋な問いを投げかけることなかれ、友よ。
 パラオで毎日食べていた時のあの感・動を、冬の日本で、それも自宅で味わうこの超贅沢! しかも、パラオ:ジャパン・フレンドシップのシンボルとして植えたティティムルの種が、最初の収穫に堪えるほど成長した祝いとしての、霊的滋味溢れるスープだ。心と体に深く効くのも、当然といえよう。
 ティティムルの葉5〜10枚と、沖縄宮古島の塩、ポンペイ島の粗びき黒胡椒、それから具材。これをしばらく煮込み、庭でとれた柚子[ゆず]を搾ってサーブ。
 帰神撮影しようと思っていたが、食べるのに夢中で、機を逃した。
 ティティムル・スープの味は、食べ始めから食べ終わりまで、ずっと変わっていく。奇妙なことだが、妻も同じように感じるという。
 冬に入ってティティムルたちの成長が緩やかになっているので、友人たちを招いてティティムル・スープの会を催せるのは、来年の春以降のこととなりそうだ。
 とにかく順調に育っている。つい最近、また新しく芽を出した株まである。
 挿し木による「養子縁組み」の話も、一部の熱心なヒーリング・アーツ・マニアの間であれこれとりざたされているらしい。気の早い話だ。

◎最近のマヤ。

<2011.12.07 閉塞成冬(へいそくふゆとなる)>