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高木一行
シパダン遠征の基地として、シパダンの陰に隠れがちなマブール島。そこでも、時にボートをチャーターするなどして、徹底的に泳ぎ・潜り:祈り・撮ってきた。
マブールには、またシパダンとは違う海の質がある。これらのヒーリング・フォトを通じ、そのマブール特有の海の質があなたの裡へと伝わってきたなら、あなたは「芸術[アート]」の何たるかを知ったことになる。
それを「ヒーリング」と、私は呼び習わしてきた。私のいうヒーリングは、心身のインテグラル(統合)を根本理念として掲げる、あらゆる教え・わざを含んでいる。
実際にわが身で味わってみれば直ちにわかる通り、それは「凄い」。
ヒーリング芸術こそ、これからの人類にとって真の生きる価値となり、生の意味となるだろう。そのように人々に告げ知らせる役割を、私と妻は、今、自発的に担いつつある。ヒーリング・アーティストとして。
どうせやるなら楽しく盛大に、と思っている。神輿みたいに、賑やかに、晴れやかに、めでたげに。美しくヒーリング爆発しながら。
マブール島に日が昇り、日が沈む。
マレーの海の民の建築様式を模して、海上に建てられた贅沢なコテージ群。
妻と共に瞑想三昧の日々。
海の上でも、中でも。
ちなみに、ヒーリング・アーツではセックスを通じて瞑想に至ることもできる。つまり、ヒーリング・アーツにおいて、瞑想とセックスは同義となり得る。
波がうねり・くねり、返し還し、吹き抜けてゆく風とダンスする。
とろりと蕩けてあでやかに舞い咲く。
様々ない・の・ち、の形(瞬間)、波紋(時間)。
時間も、また波紋なり。時を計るものが、皆、一定の振幅[ふれはば]を元にしている事実をみれば、時間が波動であることは自ずから明らかだろう。
その、波紋としての時の流れが、南の島では違うのだ。
遥かなる憧れの島。マブール。
<2011.09.20 玄鳥去[げんちょうさる]>
※2011年度 海の巡礼シリーズ:関連リンク
◎Healing Photograph Gallery1『エルニド巡礼記 @フィリピン』/『パラオ巡礼:2011』/『ボルネオ巡礼:2011』
◎Healing Photograph Article『エルニド巡礼記・余話』
◎ヒーリング・ディスコース『レインボーズ・エンド パラオ巡礼:2011』/『ヒーリング随感3』第3回、第6回、第8回/『ヒーリング随感4』第21回
◎ヒーリング・ダイアリー『ヒーリング・ダイアリー4』