ライナーノーツ

高木美佳

フィッシュ・プレイ（Fish Play）　撮影：高木美佳　2011.07.07～14

　パラオ巡礼（2011.07.07～14）では、小さなコンデジ（コンパクト・デジタルカメラ）を使い、海で帰神撮影した。
　カメラを持っているだけで、何だか自分が強くなったような気がする。今まで（非常に）苦手だった、海水の冷たさや、波の揺れ、不自由な呼吸・・・といったさまざまな不得手要素からくる不安が、いつの間にか消え、美しく輝く龍宮世界を楽しく撮りまくった。
　以前は、たった1メートルでも、海で潜ることは、「難行・苦行」だった。
　それが、カメラを手にした途端、魚を追いかけて、あるいは数メートル下にあるシャコガイを目指して、するすると潜っていけてしまう！　これは私にとって奇跡的なことだ。

　09～13は、カメラを構えると、そのカメラや手をつっついてくる魚たちの群れを写した。ここの魚は全然人を怖がらず、逆に人懐こく寄ってくる。文字通り目の前に、魚のアップが迫ってくる。
　ヒーリング・ディスコース『レインボーズ・エンド第２回　くらげの小宇宙』で夫がご紹介した方法を応用し、身体を前後に大きく揺らしながら観ると、小妖精になって魚と魚の間をくぐり抜けていったり、魚と顔とが触れあわんばかりに近づいたりして、とても面白い。

→パラオ巡礼の詳細は、ヒーリング・ディスコース『レインボーズ・エンド』にて。

＜2011.08.19＞

※2011年度　海の巡礼シリーズ：関連リンク
◎Healing Photograph Gallery1『エルニド巡礼記　＠フィリピン』／『パラオ巡礼：2011』／『ボルネオ巡礼：2011』
◎Healing Photograph Article『エルニド巡礼記・余話』
◎ヒーリング・ディスコース『レインボーズ・エンド　パラオ巡礼：2011』／『ヒーリング随感3』第3回、第6回、第8回／『ヒーリング随感4』第21回
◎ヒーリング・ダイアリー『ヒーリング・ダイアリー4』