スライドショー2-29 <Goddess Amurita(パラオ滝行)> 撮影:高木美佳 by Mika Takaki 2011.07.12

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ライナーノーツ

高木美佳

Goddess Amrita(パラオ滝行) 撮影:高木美佳 2011.07.12

 島国パラオのホントウ(本島)、バベルダオブ島は、あまり開発されておらず、自然がたくさん残っている。島を一周する道路のすぐ脇まで、ジャングルが迫ってきていた。
 この島に、パラオ最大の滝「ガラスマオの滝」がある。

 01は、バベルダオブ島にある、バイの入り口に描かれた女神。
 バイとは、かつてのパラオで使われていた至聖所。今は数少ないバイが、修復・復元されて残っている。バイについてはヒーリング・ディスコース『レインボーズ・エンド第3回 女神のヴァジャイナ』もご参照いただきたい。

 滝にたどりつくまで、結構きつい山道を歩く。 02〜07, 18〜21は、歩きながら目に留まった風景を撮った。

 09〜18は、滝の内部に入り込んで撮影した。滝の外側に立っているだけで、水飛沫がシャワーのように飛んできて、全身がびしょぬれになる。滝のカーテンをくぐって中へ入ると、そこは別世界だ。何か、外側の世界とは遮断された、不思議な空間があった。ものすごい音が鳴っているはずなのに、まったき静寂の中に投げ込まれたように感じた。
 猛烈な、世界がなし崩しになるような至高のエクスタシーのまっただ中に封じ込められた、沈黙の領域。

 夫が滝行を行なった同じ場所で、私も滝に打たれてみた。
 大容量の水が頭や肩を直撃し、冷たいのを通り越して、すごく痛い。目など開けていられない。数秒と持たずに、引き上げた(笑)。夫が目をカッと見(観)開いたまま、悠々と、何分間も滝に打たれていたのが信じられない。

→夫が滝行する雄姿は、スライドショー<パラオ滝行>にて(ヒーリング・ディスコース『レインボーズ・エンド第6回 虹のかけ橋』)。

<2011.08.21>

※2011年度 海の巡礼シリーズ:関連リンク
◎Healing Photograph Gallery1『エルニド巡礼記 @フィリピン』/『パラオ巡礼:2011』/『ボルネオ巡礼:2011
◎Healing Photograph Article『エルニド巡礼記・余話
◎ヒーリング・ディスコース『レインボーズ・エンド パラオ巡礼:2011』/『ヒーリング随感3』第3回第6回第8回/『ヒーリング随感4』第21回
◎ヒーリング・ダイアリー『ヒーリング・ダイアリー4